Di2のジャンクションAがステムの下にあるのがどうも気に入らなかった。
なんとか内装出来ないものかと思っていたら、フレームもしくはハンドルに内装出来るジャンクションAがシマノから発売されたので早速換装してみました。
EW-RS910がそれです。
これを内装するためにはEW-JC130という二股ジャンクションも必要です。
ステム下のジャンクションAをやめて…
ハンドルに内装でスッキリ!
これならとりあえず邪魔にはならないかな。
欲を言えば二股ジャンクションのフレーム側のワイヤーがもっと長ければ、ワイヤレスユニットのEW-WU111をフレームに内装出来たんですが。
…
という話ではなくて、今回はファームアップで実装された新機能の話。
スマホ版E-TUBE PROJECTに対応させるためにDi2をアップデートしたら、なんとシンクロナイズドシフトという機能が盛られていたので、どんなものか試してみました。
いうなれば自転車版セミオートマチックみたいな機能です。
動画にしてみました↓
ちょっとごちゃごちゃしてわかりにくかったでしょうか。
フロントシフトのギヤ比の差をリアシフトを自動的に数段戻して、帳尻を合わせてくれるシステム?
いや、違うなぁ、左右のシフトの関係を気にせずにただ、軽い・早いだけを意識してシフティングできるシステム?
…う~ぅ、なんかしっくりこないなぁ。
でもなんかそんな、ありそうでなかったシフトシステムです。
面白いのは、フロントアウターからフロントインナーへシフトするとき、どうしてもチエンのテンションが一気に弱まり、暴れているのがわかります。
そんな状態でリアシフトを行うとチエンの脱落などを引き起こす可能性もあるので、チエンテンションが弱まる時はフロントシフトが完了してからリアシフトが始まるようにプログラムされてます。
逆にフロントインナーからフロントアウターへシフトするときはチエンテンションが上がる方なので、前後とも同時にシフトされます。
電動シフトの場合レバーではなくスイッチなので、ギヤがどっちに移動するのかいちいち考えて操作して、時々シフトミスすることもありました。
正直私にゃぁわかりにくかった。
でもこのシンクロナイズドシフトにて20キロほど走ってみた結果、ギヤという概念をあまり考える必要もなく、ただただケイデンスだけを気にして走ることができました。
シフターは右のスイッチのみに専念できるので非常に楽です。
セミシンクロについてはどういう場面で使うのかイマイチわかっておりません。
…
以上「アルテグラDi2のシンクロナイズドシフト」についてでした。
ちなみに、シングルモード・セミシンクロモード・シンクロナイズドモードの切り替えは、ジャンクションAのボタンをダブルクリックすることで切り替わります。
今現在どのモードなのかを確認するときはSTIボタンを長押し(0.5秒)することで確認できます。
バッテリ残量表示が点灯後、緑・赤の点滅回数で確認できます。
点滅1回でシングルモード、点滅2回でセミシンクロモード、点滅3回でシンクロナイズドモード。