お店の棚掃除をしていたらこんなカメラが出てきました。
ポラロイド・スペクトラというインスタントカメラです。
おそらく20年ぐらい前に買ったものだと思います。
保険会社に提出する事故車両などの現況写真を撮るのに使っていました。
もともと使用する機会は少なかったのですが、時代がデジタルの方向へ向かうと同時にこのカメラの出番は少なくなり、とうとう棚の奥へ片づけられる事になってしまってました。
おもむろにサイドのオープンスイッチをスライドさせると、オートフォーカス用の超音波装置らしき網目とストロボのレンズ、それとメインのレンズが飛び出します。
と同時にストロボ用の電気がバッファされました。
緑色のReadyランプが点灯します。
シャッターを押すとカシャッという音とともにストロボが光り、印画紙(フィルム)を排紙する音がします。
えっ!?
このバッテリーっていつから入ってるの???
印画紙は入ってなかったんですが、バッテリーは健在でした。
なんか感動します、というかこれだけのエネルギーが棚の奥に眠っていたと思うとちょっと怖い。
最近では事故車両などの現況写真は携帯電話で済ませてます。
済ませてますというか、最近の携帯電話は必要にして十分な写真画質を提供してくれます。
ちなみにこのブログに貼りつける写真も、ほとんど携帯電話で撮ってます。
まあデジタルは便利だけど、アナログはアナログでデジタルには再現し得ないものも持ってるんですけどね。